国内の慢性的な腰痛患者は約2800万人といわれる。神経を圧迫する椎間板ヘルニアのように原因が分かる場合もあるが85%は原因不明だ
◆原因となる代表的な病気としては椎間板ヘルニア、高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症が挙げられます。
◆これらはいずれも背骨の神経(脊髄神経根)が圧迫されて痛みが起こり、圧迫がひどいときには、脚の筋力低下やしびれを伴います。
椎間板は、外側が硬い「線維輪」、内部は軟らかいゼリー状の「髄核」でできています。外側の線維輪が変性・断裂して髄核の一部が飛び出してしまい、脊髄神経根を圧迫することで痛みが起こります。
◆腰部脊柱管狭窄症
椎骨や椎間板が加齢によって変性したり、異常な骨の突起(骨棘)が形成されたりして、神経が通っている脊柱管が狭くなり、脊髄神経根を圧迫する病気です。少し歩くと痛み、前かがみになって休むとまた歩ける(間欠跛行)症状が特徴です。
◆腰が痛いと感じても痛みを送っている場所は、臀部である事も多く、臀部に硬いシコリ「トリガーポイント」があると、脚などにも痛みを送り、座骨神経痛と診断される事も。慢性的に腰が痛いと感じたら、トリガーポイント手技療法がお薦めです。
◆日ごろの姿勢の悪さや運動不足などが響いて症状が重くなる。
生活習慣を正していくのが重要ですね。
◆痛みには心理面も影響する。痛みに対して過度の不安を抱えると、痛みが倍増すると言われています。
◆激しい運動後の腰痛(筋筋膜性腰痛)
急激に重いものを持ったり、無理な姿勢によって繰り返し筋肉に負荷をかけたりすると、筋膜性疼痛症候群(筋筋膜性腰痛)という病気になることがあります。
◆筋膜とは、筋肉などさまざまな臓器を包んでいる膜のことですが、運動によってこれが傷ついてしまうことがあります。
通常は数日で回復しますが、負荷がかかる状況が続いたり寒さで血行が悪くなったりすると回復が追いつかず、強い痛みやしびれを生じるまで悪化してしまう可能性があるのです。
肩や脚など全身で起こる可能性がありますが、腰で発症し腰痛の原因となりうる病気です。
◆早期発見が必要な重い病気が隠れていることも
腰痛は、神経、内臓、血管、心因性の病気などが原因で起こることがあります。特に内臓の病気や脊椎の腫瘍・感染には病院での検査をお勧めします。
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